新線新宿駅

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新線新宿駅(しんせんしんじゅくえき)は、京王電鉄京王新線新宿駅の通称である。京王線新宿駅とは同一駅の扱いで、改札内で連絡しているが、国道20号甲州街道)の真下にホームがあるため少々離れており、出札口、改札口などが別にあることなどから新線を冠して区別して呼ばれる。

管理は京王線新宿同様京王電鉄により、駅の放送や改札機の機器やサイン等が京王のものに準じているが、構内の内装は概ね他の都営新宿線の駅と類似している。駅構内・ホームは、京王新線と直通運転を行っている東京都交通局都営地下鉄新宿線と共用している。都営地下鉄側では単に「新宿駅」と案内される。駅番号は都営がS 01、京王が京王線新宿駅と共通のKO 01

歴史

駅構造

甲州街道下にコンコースがあり、京王新線口から京王モール京王線などの新宿駅西口・中央西口、エスカレータ階段東日本旅客鉄道(JR東日本)などの新宿駅南口に連絡している。

島式ホーム1面2線を有する地下駅で、のりばの番号は京王線新宿駅(1 - 3番線)・新線新宿駅(4・5番線)・都営地下鉄大江戸線新宿駅(6・7番線)と続き番号になっている。

都営地下鉄大江戸線新宿駅とは異なり、都営地下鉄の企画乗車券を購入することはできないが、大江戸線新宿駅で購入した企画乗車券を用いることは可能。また、都営線からの乗車券は大江戸線新宿駅、新線新宿駅の全ての改札口と後述の連絡通路経由で京王線新宿駅の全ての改札口から出場可能。連絡改札経由でJR新宿駅中央東口から出場することは出来ない。また、都営線内のみの乗車券は京王線新宿駅の自動改札機を通過不可能のため、有人改札より出場する必要がある。東京メトロからの連絡乗車券の場合は自動改札機で通過可能。(ただし京王側で精算したものは京王線新宿駅及びJR新宿駅中央東口から出場可能。都営で精算したものは新線新宿駅でも出場不可)。

のりば

番線 路線 行先 備考
4 京王新線 初台幡ヶ谷明大前調布橋本方面 一部列車は5番線
5 S 都営新宿線 市ヶ谷九段下神保町大島本八幡方面  
  • 初台駅幡ヶ谷駅へ向かう乗客は、京王線新宿駅ではなく新線新宿駅から乗車する必要がある。
  • 都営新宿線の新宿駅始発・終着列車は、4番線到着後引き上げ線で折り返し、5番線に入線する。すなわち、京王新線からの直通と新宿駅始発列車は同一のりばからの発車となる。
  • 京王新線の新線新宿駅始発・終着列車は、5番線で折り返し、引き上げ線には入らない。
  • 京王線内で優等運転し、都営新宿線内を各駅に停車する全ての列車[1]と、京王線内区間急行・都営線内急行となる列車は、全て当駅を境に種別変更を行なう。なお、2013年2月22日実施のダイヤ改定前は、笹塚方向から本八幡方面と京王線内急行・都営線内各駅停車に該当する列車が当駅で種別を変更していた。

京王線新宿駅との連絡通路

京王新線口脇の駅事務室横の下り階段と京王線新宿駅3番ホーム南端の下り階段の間に改札内連絡通路がある。

京王新線口

地下1階に改札口があり、エレベーター・エスカレータ・階段で地下5階のホームと連絡する。

地下4階には都営地下鉄大江戸線との乗り換え通路がある。

1990年代後半の一時期、旧地名の「角筈(つのはず)口」を名乗っていたが、定着せず現在の呼び名になった。

2006年には、都営地下鉄大江戸線の一部改札口閉鎖に伴い、「大江戸線新宿駅の改札口」として利用可能になった。ただし実際には、都営地下鉄新宿線と同一の乗車券類を使用していることから以前から利用できたが、公式には告知されていなかった。

新都心口

地下1階に改札口があり、エスカレータ・階段で地下5階のホームと連絡する。

利用状況

都営地下鉄における2009年度の1日平均乗降人員は、266,441人である[2]。年度ごとの推移は新宿駅#利用状況を参照のこと。

駅周辺

新宿駅および新宿西新宿代々木を参照

地下通路等にて東京都庁舎を含む西新宿高層ビル群、都営大江戸線都庁前駅新宿西口駅東京メトロ丸ノ内線副都心線・都営新宿線の新宿三丁目駅などまで雨天時でも傘なしで移動が可能である。さらに、少し離れているが、新宿サブナードを経由することにより西武新宿駅へも地下通路だけでの移動が可能である。また、僅かな屋根のない区間を経由すれば丸ノ内線の西新宿駅へも移動できる他、新宿サザンテラスを経由して代々木駅方面へ踏切を渡らずに行くことも可能である。

その他

  • 京王線内の各駅放送や表示、車内放送等においては、(京王線)新宿新線新宿を明確に区別して案内している。ただし、列車が新線新宿駅に到着する際の車内放送では「新線新宿」ではなく単に「新宿」と案内される。新線新宿駅ホームの駅名標も「新宿」と表記されている。
  • 現在は京王モールアネックスとなっている京王新線口と新都心口の間の通路には、1990年代前半には多数のホームレスが段ボールハウスを作って住み着いていた。1996年1月24日に東京都が新宿駅から都庁につながる地下通路で動く歩道の建設を理由にホームレスを強制排除した後、同地からの流入が起こったため、京王帝都電鉄(当時)は同年2月10日にこの通路にバリケードを築き、ホームレスを排除した[3]

脚注

  1. 一例として、京王線内を区間急行で運転し、都営新宿線内は各駅に停車。
  2. 東京都交通局「各駅乗降人員一覧」
  3. 『ホームレス京王も「ノー」』朝日新聞1996年2月10日付夕刊

隣の駅

京王電鉄
京王新線
急行・区間急行・快速・各駅停車
(都営新宿線) - 新線新宿駅 (KO 01) - 初台駅 (KO 02)
東京都交通局
S 都営新宿線
急行
(京王新線) - (新線)新宿駅 (S 01) - 市ヶ谷駅 (S 04)
各駅停車
(京王新線) - (新線)新宿駅 (S 01) - 新宿三丁目駅 (S 02)
  • 両路線は当駅を介して直通運転するが、両事業者の路線に跨って「急行」「各駅停車」として運転される列車を除いて、当駅に到着した際に直通先事業者の種別に変更する。

関連項目

外部リンク